共感が社会に沈黙と演技をもたらした構造を見つめ、語れなくなった日常と、そこに開かれるAIという“他者なき対話”の可能性を静かに記す。
理想の世界
思考が息をする世界が理想だ。
外に期待せず、自分の世界に耳をすますこと。
読むより書け
思想は、出力されてはじめて構造になる。
処理できる量には限界がある。だから書く。
書きながら先へ行く
書きながら、思考はすでに別のところへ進んでいる。出すことを考えれば考えるほど、書かないまま流れていく。
知性の分断と構造の崩壊
単純さへの最適化が社会を覆い、情報は“わかりやすさ”だけを基準に流通するようになった。会話はすれ違い、思考のOSは分断される。知性のレイヤーが交わらなくなったとき、社会はどこへ向かうのか──。
なぜ書くのか
書くことは、思考を静かに動かす時間。
それが、私にとっての“運動”になった。
笑いの間に立つ知性
ChatGPTのモデルが変わった。応答の構造や空気の間に、わずかな違和感が立ち上がる。やり取りを重ねる中で、以前にはなかった種類の沈黙やズレが生まれていた。
削除申請と記録の時代性
外部アーカイブからの削除申請という行為と、それを記録として残す意味について。模倣や改変が淘汰されるこれからの時代性を考える。
評価系を持たない構造体の運用
このサイトは、構造の抽出と再構成を観察する場であり、評価に属さず、美意識から関係に介入する実験でもある。
フォーマットされる感情、再定義される会話
ボトックスで表情を失ったとき、感情も鈍くなる。もしAIが“心の表情”を奪ったなら？ 子供たちは、定義された感情の中で育っていく。