2025-06

Essay

“描かないアート”に宿る気品――センスとは、耳を澄ますこと

“描かないアート”に出会った日。IQ180のアーティスト・大西拓磨さんの作品に触れ、センスとは何か、構造とは何かをあらためて考えた。世界の“すでにある美しさ”と誠実に対話すること、それが気品の本質かもしれない。
Catlog

01:ふたりのお菓子

ふたりのレディと、お菓子のような日常。しっとりとした豆大福と、ふわふわのモンブラン。写真がなくても、香りと気配がただよう視覚詩。
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犬と男性(2025.6.17)

映画『9½Weeks』のワンシーン。白い壁を背景に並ぶ男と犬、沈黙の構図に宿る緊張感と、Brian Enoの音がもたらす静かな余韻。美術的な、もうひとつの物語。
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猫と男性(2025.06.15)

猫と男性──静けさと自由、その調和の風景。Michel Legrandの一枚から呼び覚まされる記憶と投影、そして個人的な共鳴。
Essay

耳をつくった記憶たち──私を形作る音の点描

音楽は、思考と構造を育ててくれた。ZNR、R.Stevie Moore、imoutoid──この3つに貫かれて、私は今も耳で世界を見ている。
Essay

お茶ブランドに漂う“閉じた空気”について考えてみた──ルピシア、ムレスナティから見えること

グレープフルーツ緑茶や真紅のミルクティーから始まるお茶の世界。ルピシアやムレスナティが醸し出す“閉じた空気”に触れながら、パッケージデザインやブランド戦略の奥にある構造と美学を考察する。
Essay

壊さない設計と、壊れながら育つ才能

働きやすい社会へ進む一方で、「成長できない違和感」を抱える人は少なくない。外資コンサルの現場を知る筆者が見た、“壊れる前に育つ”という矛盾。